歯周病治療
歯周病治療について

歯周病は症状がなく進行することが多く、気が付いた時には歯がグラグラとなり抜歯となる場合が多いです。
歯周病の治療は「元に戻す」ではなく「これ以上歯周病が進行しないようにする」が基本的な考え方です。
その為、正しい歯磨きを継続する事が大切です。
他歯科医院で抜歯と言われた状態でも、様々な方法で歯の保存が可能な場合があります。
やはり、ご自身の歯で食べるお食事が一番美味しいですしね。
当院では、Er:YAGレーザーやCGF・AFGといった最新機器を積極的に取り入れています。
ただし状態によっては歯を支える組織の再生療法により、歯周病により抜歯と言われた歯を残せることもあります。
歯周病になる原因について
次のような方には、歯周病が起こりやすいことが知られています。
- 中年期以降の方
- 喫煙者
- 妊娠中
- 糖尿病にかかっている方
- 歯みがきのしかたが悪い方
歯周病のセルフチェックの方法
- 歯がグラグラする
- 歯みがきのときに出血する
- 歯肉がときどき腫れる
- 口臭が気になる
- 朝起きたときに、
口のなかがネバネバする - 硬いものが噛みにくい
- 歯肉が下がって、
歯と歯の間にすきまができてきた
歯周病と全身疾患について
- 糖尿病
- 心血管疾患・アテローム性動脈硬化
- 周産期合併症
- 肥満・メタボリックシンドローム
- 関節リウマチ
- 肺炎・慢性閉塞性肺疾患
- 慢性腎臓病
- 認知症
- がん
歯周病の症状段階別の特徴
歯肉炎
(歯周ポケットの深さ1〜2mm)
歯茎のみに炎症を引き起こしている状態です。
痛みといった自覚症状はほとんどありませんが、歯磨きの時や硬いものを食べた時に出血しやすくなる場合があります。

軽度歯周炎
(歯周ポケットの深さ3〜4mm)
歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け出した状態です。
歯磨きの時に出血したり、歯がうずく、歯茎が腫れぼったく感じるなどの症状があらわれます。しかし一般的な初期段階では、まだ無症状なことが多く注意が必要です。

中等度歯周炎
(歯周ポケットの深さ5~7mm)
歯を支えている歯槽骨が1/3~2/3ほど溶けた状態です。
水がしみるようになったり、歯磨きをすると歯茎から血が出たり、歯茎が腫れたり治ったりの症状を繰り返します。また、歯がぐらぐらと動揺しはじめ、膿が出たり口臭が強くなる場合もあります。

重度歯周炎
(歯周ポケットの深さ7mm以上)
歯を支えている歯槽骨が2/3以上溶けた状態です。
歯の周りを指で押すと白い膿がにじみ出て、口臭が強くなる場合もあります。歯磨きの際には頻繁に出血するようになり、歯が動揺して硬いものが噛みにくくなることがあります。放置してしまうと、歯が自然と抜け落ちるケースもあります。

歯周病治療の流れ
歯みがきと歯石除去
精密な検査を行い現在の歯肉や骨の状態、歯周病を悪化させる要因などを分析し治療計画をたてます。まずは原因の除去が重要となりますので、歯磨き状態の改善と歯石除去を行います。

修復物や咬み合わせのチェック
歯磨きと歯石除去で歯肉の状態が良くなることは多いですが、これだけではすぐに再発することがあります。プラークがつきにくい、またプラークが取りやすい口腔内の環境にする必要があります。
たとえば適合の悪い被せ物などの再作成、咬み合わせの調整等を行います。このような歯周基本治療によって歯肉の状態が改善し、ある程度安定した状態が得られます。この時点で歯周組織の再評価を行い、状態がよければメインテナンスに移行します。

歯周外科処置
歯周基本治療を行っても深い歯周ポケットが残っていると、歯ブラシが届かず再発の危険がありますので歯周外科治療を行うことがあります。歯周外科を行うことにより、歯槽骨の形態をよくしたり歯周ポケットを減らすことができ、清掃しやすい環境ができます。
また健康保険の対象外になりますが、症例によっては歯周組織再生療法によってある程度、歯槽骨や歯ぐきを増やすことができます。このような歯周外科を行ったあともやはり精密な検査を行い、治療効果を確認します。

メインテナンス
歯周治療後は歯ぐきの炎症は減少していますが、歯槽骨による支持が十分でないこともありますので、修復物で歯を固定することもあります。このようにひとくちに歯周治療と言っても症状やお口の環境によって治療の流れや期間が異なりますので、歯科医師と十分に話し合う必要があります。
また、いくら良い治療を受けても自分でしっかり歯みがきをしないと歯ぐきの状態は良くならないことを認識し、治療が終わったあとも定期的にメインテナンスを受けることが重要です。
